無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

『ふふふふ・・・っ

こ～～んなに可愛いのにね

誰も…もらってくれなかったのかぁ

キミのこと・・・』






マリアの手のひらで
鼻をヒクヒクさせてるウサギ







『ウチで一緒に暮らす？・・・ふふふっ』






マリアは、ちっこいウサギに
一生懸命話しかけていた





『目が・・・ブルー？

って言うか・・・グレーなのかな？？

キレイだね・・・キミ』







『あ・・・なんか
〃ソレ〃がコエ～～っつって

他のやつらは…目が赤いのとか
茶色っぽい毛のとか連れてった』







『え～・・・そうなの？

ふふ・・・キレイなオメメなのにね♪』







そっと・・・うさぎを箱に戻して

マリアは優しく撫でながら・・・






『ねぇ？ゆぅちゃん

お夕飯食べたら、車・・・

出してくれないかな？？』







『え？･･･かまわねぇけど』







『ペットショップ････とか

どこかまだ開いてるお店・・・』







『うちで・・・飼うのか？？』







『んもぉ～・・・

自分が連れてきたんじゃない(笑)』






『・・・～～(汗)』







『誰かに引き取ってもらうにしても

この子の住むお家とか、道具

ごはんが必要でしょ？？』








『お・・・おぅ』







まったく・・・マリアは

人が良いからな？






マリアが人が良いのをいいことに

・・・なんて





俺も人のこと

言えねぇな？(笑)