
碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~
第3章 青空と共に・・・流れる雲
『まりあ・・・?包丁持ってるのよ
危ないでしょ・・・うふふ』
『お母さん・・・っ』
涙が…溢れ出ていました
『まりあ・・・幸せになるのに
親に謝るもんじゃありません・・・』
『っ・・・』
涙が・・・止まりません
穏やかにそう言って
てきぱきと手を動かす母が
母の小さな背中が
すごく・・・あったかくて
『ふふふ・・・ほら、まりあ
男性陣を放置するんじゃないの(笑)』
『ふふっ・・・うん・・・』
私は…熱燗を用意して
リビングの父の元に向かう
『お父さん・・・はい、どうぞ』
『ん・・・おぉ、ありがとう』
突然の事に
きっと父だって慌て、動揺していたはず
父は…渇いた喉を少しずつ潤すように
ゆっくりと…美味しそうに
お酒を口にした
私は…父の横に座って
なんとなく
話をしていました
『ふふ・・・昨日の今日で
何もかも…振りきって
まりあ?お前の事まで振りきって
乗り込んでくる度胸があるとはな
ハハハ・・・恐れ入ったよ』
『え・・・?』
〃私の事まで振りきって〃…と言うのは
今回の…突風のような
優人の行動を指すのでしょうか
『前は・・・いくらなんでも
そんな風には
とてもじゃないが…見えなかったけどな
いや…しかし
目は口ほどに物を言うとは良く言ったもの
ふふふ・・・参った参った』
それにしても
〃親の目〃と言うのは侮れないものがある
私は…そんな事を思いました
危ないでしょ・・・うふふ』
『お母さん・・・っ』
涙が…溢れ出ていました
『まりあ・・・幸せになるのに
親に謝るもんじゃありません・・・』
『っ・・・』
涙が・・・止まりません
穏やかにそう言って
てきぱきと手を動かす母が
母の小さな背中が
すごく・・・あったかくて
『ふふふ・・・ほら、まりあ
男性陣を放置するんじゃないの(笑)』
『ふふっ・・・うん・・・』
私は…熱燗を用意して
リビングの父の元に向かう
『お父さん・・・はい、どうぞ』
『ん・・・おぉ、ありがとう』
突然の事に
きっと父だって慌て、動揺していたはず
父は…渇いた喉を少しずつ潤すように
ゆっくりと…美味しそうに
お酒を口にした
私は…父の横に座って
なんとなく
話をしていました
『ふふ・・・昨日の今日で
何もかも…振りきって
まりあ?お前の事まで振りきって
乗り込んでくる度胸があるとはな
ハハハ・・・恐れ入ったよ』
『え・・・?』
〃私の事まで振りきって〃…と言うのは
今回の…突風のような
優人の行動を指すのでしょうか
『前は・・・いくらなんでも
そんな風には
とてもじゃないが…見えなかったけどな
いや…しかし
目は口ほどに物を言うとは良く言ったもの
ふふふ・・・参った参った』
それにしても
〃親の目〃と言うのは侮れないものがある
私は…そんな事を思いました
