
碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~
第3章 青空と共に・・・流れる雲
『〃男〃なんか
勝手な生きモン・・・つぅか
調子の良いことも言えりゃ
いくらでも逃げ道だって作れる
いざって時には
なんの役にも立てねぇし
なにも・・・してやれない
自分勝手で
甘ったれた生きモンだと
ハハっ…情けないかな…俺は
自分で自分のことを
そんな風に思うんです・・・』
『・・・君?』
『・・・』
優人は…故意か自然か
姿勢は崩さないまま
少しだけ…表情と言葉を崩して
父と母に…語りかけました
『けど・・・そんな俺が
そんな俺ですけど・・・過去
メチャクチャ…ホントに
〃あ、俺もっと頑張ろう〃とか
もっとしっかりしよう、とか
そう思えるようになった事が
ありました』
・・・。
『彼女と・・・
まりあさんと・・・逢ってからです』
・・・。
『なんだよ、コイツ
もっと・・・ちゃんと
ガッツリ…メシ食えよな?とか
らしくねぇこと…してねぇで
もっと・・・自分らしく
生きろよ・・・とか
もっと・・・笑わせてやりてぇな、とか
なんか…そんな事、思って・・・俺』
優人は…その過去を振り返るように
言葉を探しては必死に
必死に必死に…話していた
『世間様が羨むような
誰から見ても華やかで
立派な家だとか車だとか
そんな贅沢な暮らしなんか
させてやれないかもしれない
例え俺が…がむしゃらに
なにかを頑張ったって
マリアが…それを
幸せだと感じてくれるか
それは・・・正直
マリアにしか…わかりません』
・・・。
『だけど俺はマリアに
ちゃんと…毎日…1日3食
腹一杯…美味いメシを食って
寒い日は…暖かい部屋で暖をとって
暑い日は…あちーなぁとか
一緒にボヤきながら涼んで
夜は…柔らかい布団で…休んで
たまにはケンカしたり
バカバカしくなって笑ったり
美味い空気を・・・腹一杯
毎日…腹一杯に吸って
そんな・・・暮らしを
マリアが出来るように
そんな空間を・・・俺が精一杯
残りの人生かけて
精一杯
マリアと一緒に
守って行きたいと思います』
私の視界は…涙で雲ってきて
優人の顔が・・・見えませんでした
勝手な生きモン・・・つぅか
調子の良いことも言えりゃ
いくらでも逃げ道だって作れる
いざって時には
なんの役にも立てねぇし
なにも・・・してやれない
自分勝手で
甘ったれた生きモンだと
ハハっ…情けないかな…俺は
自分で自分のことを
そんな風に思うんです・・・』
『・・・君?』
『・・・』
優人は…故意か自然か
姿勢は崩さないまま
少しだけ…表情と言葉を崩して
父と母に…語りかけました
『けど・・・そんな俺が
そんな俺ですけど・・・過去
メチャクチャ…ホントに
〃あ、俺もっと頑張ろう〃とか
もっとしっかりしよう、とか
そう思えるようになった事が
ありました』
・・・。
『彼女と・・・
まりあさんと・・・逢ってからです』
・・・。
『なんだよ、コイツ
もっと・・・ちゃんと
ガッツリ…メシ食えよな?とか
らしくねぇこと…してねぇで
もっと・・・自分らしく
生きろよ・・・とか
もっと・・・笑わせてやりてぇな、とか
なんか…そんな事、思って・・・俺』
優人は…その過去を振り返るように
言葉を探しては必死に
必死に必死に…話していた
『世間様が羨むような
誰から見ても華やかで
立派な家だとか車だとか
そんな贅沢な暮らしなんか
させてやれないかもしれない
例え俺が…がむしゃらに
なにかを頑張ったって
マリアが…それを
幸せだと感じてくれるか
それは・・・正直
マリアにしか…わかりません』
・・・。
『だけど俺はマリアに
ちゃんと…毎日…1日3食
腹一杯…美味いメシを食って
寒い日は…暖かい部屋で暖をとって
暑い日は…あちーなぁとか
一緒にボヤきながら涼んで
夜は…柔らかい布団で…休んで
たまにはケンカしたり
バカバカしくなって笑ったり
美味い空気を・・・腹一杯
毎日…腹一杯に吸って
そんな・・・暮らしを
マリアが出来るように
そんな空間を・・・俺が精一杯
残りの人生かけて
精一杯
マリアと一緒に
守って行きたいと思います』
私の視界は…涙で雲ってきて
優人の顔が・・・見えませんでした
