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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第3章 青空と共に・・・流れる雲


『非常識・・・極まりない

とんだご無礼をはたらき

大変申し訳ありません・・・

どうか・・・お許しください』






天井の高い、田舎の…だだっ広い家




私の実家の客間に案内された優人は



目の前に鎮座する父と

驚きを隠せない様子でお茶を入れて

その隣に座った母を前に



座布団の上にしっかりと正座して

また・・・深く

頭を下げました




顔を上げ…またしても私に

紹介を求める事もなく

自ら私の両親に名乗りをあげて

挨拶をしてくれました









『フゥ・・・・えぇ、それで

そのように突然に・・・一体

一体・・・どんな要件で?』





対する父が…切り返します










『単刀直入に・・・申し上げます』







『・・・』

『・・・』




『・・・』


ゴクリ・・・私の喉が音をたてました















『お嬢さんと・・・』









『・・・』

『・・・』













『まりあ さんと・・・結婚させて下さい』

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