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胡桃のエッチな恋愛事情

第58章 椎名佳祐の帰国⑨

「私が手当する……」


その握り拳を私が両手で包み込む。


「胡桃……」


佳祐が儚げな表情で私を見つめる。


「ん?」

「俺にはおまえしか居ないから……」


佳祐は唇を重ねながら

私をソファーに押し倒した。


「後ちょっとで就業時間終わるよ……」


時計の針は16時45分を指している。

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