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既成事実作ってやるよ

第3章 運命へのカウントダウン8

『燕さん、あたしのこと拾ってくれて
ありがとうございました』


「人にお礼を言うときは目を見て言えって
教えられなかったか?」


ズルい・・・この人は、どこまでもズルい。

顎を親指でグッと上げる燕さん

視界には自動的に彼の目が写った


焼けつくような熱い視線。


『燕さん、ありがとうございました』


「そんなに婚約者を愛してるのか?」


『当たり前じゃないですか。
婚約するくらいなんですから』


「浮気されても、
それでもこれから愛せるのか?」



燕さん、気づいてたんだ。

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