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既成事実作ってやるよ

第3章 運命へのカウントダウン8

「もし俺が今思ってる通りだとしたら

婚約者のところには返さないけど良いか?」


『ちょ!何を言ってるんですか?
心にもないこと言わないでくださいよ』


この人はあたしを見て

“ドジだな”

“バカだな”

“変なやつ”

って、ただ面白ぶってるだけ

あたしに興味が有るわけじゃない



「好きだから言ってるんだ」

ただでさえ深みのある声がますます深い声に聞こえた

その目は真剣そのもの。

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