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既成事実作ってやるよ

第2章 運命へのカウントダウン9

「良いから、つぐみはここで寝ろよ

俺に気を遣うな」

そう言って燕さんは部屋の電気を消して、
ドアをパタンと閉めた


胸がドキドキして眠れない

司以外の男性の家なんていつ以来?

もう思い出せない


慣れない部屋の天井を呆然と見つめた


燕・・・


貴方は何ものなの?


どうしてあたしを見つけて拾ってくれたの?


見た目はチャライ。


けど軽い男じゃないことは分かった

そんな男性があたしみたいな地味な女に構うなんて、

おかしな話だ

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