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アホエロ小説

第1章 引っ掛けたら後悔しました。

シーツに縫い付けられていた桐野手が、ロバートの大きくて綺麗な手に掴まれ、そのままロバートの口に持って行かれる。



「一目見た時から気に入っていた。あのまま別れるのは惜しかったが、君が気を失ってくれてよかったよ。」


ちゅっと音とを立てて目の前の男は桐野の指に口付けた。

「このベッドで無防備に眠る君を見てずっとどうやって組み敷いてやろうかとかんがえていた。」


あまりにも似合いすぎるその言動に、桐野は自身の顔がぽぽっと赤く染まるのを感じた。



ロバートに全てを支配される感じがした。



普段、仕事面では頼られることの多い兄貴肌な桐野には、プライベートでは自分よりも逞しい男に組み敷かれてドロドロに甘やかされたいという欲求があった。


自分を見つめるロバートの視線に寄って、自分の被支配欲が満たされて行くのを感じる。




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