
好きって言わない!
第27章 ラブストーリーは突然に。
S「・・・なんだよ、人の顔ジッと見て。」
N「いや・・・お前みたいなタイプが恋にハマったら、エグそうだなと思って。」
S「なんだそれ。
あり得ねーな。」
N「そうかなー。」
S「てか俺の事より自分の事だろ。
さっさと雅紀と仲直りしろよ!」
・・・別にケンカしてる訳じゃないもん。
S「グズグズしてないでさっさと彼女から寝取れ!!」
N「アホか!!」
いつも簡単に言いやがって・・・!
誘惑しちゃおうかとかちょっぴり考えた事もあるけど・・・
でも、俺は親友でもあるから色々と難しいんだよ!!
S「あー疲れたー!!」
やっと教室について、一気にドレスを脱ぎ捨てた。
体操服が懐かしい。
運動靴を履いてもちょっと足は痛かったけど、ヒールの時とは比べものにならないくらい動きやすい。
女子ってすげぇな。
いつもあんなモン履いてんだもんな。
S「準備できたか?」
N「・・・ああ。」
S「よし!いざ宝探しへ!!」
N「・・・。」
やっぱ翔ってノリノリだな。
こんな乗り気で張り切ってる奴から逃げられるはずも無く。
次なるイベント、2クラス合同チーム戦の宝探しゲームが始まった。
