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A side





N「うわー・・・魚がいっぱい・・・
気持ちわる。」




大水槽の中を泳ぐたくさんの魚達に引いてるにのちゃん。




N「わ、コッチ見た！今こいつコッチ見たよね？
目がギョロッとしてて気持ち悪い〜・・・。」




さっきから気持ち悪いを連発しているけど、怖いもの見たさなのか思いのほか興味津々で水槽に食いついている。




・・・俺にしがみ付いて。





N「・・・でか！！」




大きなマンタがユラユラとこちらに泳いできたのを見て、にのちゃんが俺の腕にしがみ付く力を強めた。




こんなに密着して腕を組んでるのは、俺らくらいだよ。
まわりのカップルの様子を見ながら、少し自慢気に歩く。




くふふ、俺の彼女可愛いだろ♡
甘えん坊さんなんだぞ♡





A「なんてね♡くふふふふ♡」




N「何笑ってんだ気持ち悪い。」





しまった、俺も気持ち悪いって言われちゃった。




悪態をつきながらも、俺にくっついてウルウルの瞳で上目遣いしてくるもんだからたまらない。
恋人繋ぎで指を絡ませながら、反対の手で俺の腕をきゅっと掴むなんてさ、こんな事男にしたらダメだよ。
惚れちゃうよ。




俺にしか、しちゃダメだよ？




A「疲れてない？」




一通り見て回ったから、結構歩き回った。
おっかなびっくり見てたにのちゃんは余計に体力使ってるかも。




N「んー、喉乾いた。」




A「そこの売店でジュース買お♪
あ、ソフトクリームも美味しそー♪」




N「半分こ？」




A「くふふ♡良いよ、半分こしよ！」




コーラと、バニラのソフトクリームをひとつずつ買ってベンチに座った。
両手でカップを持ってジュースを飲むにのちゃんが可愛い。
しかも、大きめパーカーで萌え袖・・・
ストローを咥える小さな唇が・・・エロ可愛い・・・！！