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Treasure of life

第7章 Love Wonderland

side S

「…翔ちゃ…、気持ちい…よ」

首元にキスを落とすと、ボディソープの穏やかな香りを感じる。

雅紀は恍惚とした顔で俺を見つめる。

だいぶ息も荒くなってきた。それは絶頂が近い合図。

「…まだイかせねぇよ」

雅紀自身の根本をキュウッと握る。

「…ヤあっ…、翔ちゃ……」


もっと…、俺を求めてほしい……。



「あ、あっ、、翔ちゃ…も、ダメッ、もうイキたいっ…お願い、イカせてっ」

雅紀の甘い声に煽られてガツガツと腰を打ち付ける。

「…俺も…限界っ」

「あぁっ、ダメッ…ああぁっ…」

雅紀のソコを解放してやると、ビクンと脈うって勢いよく熱を吐き出した。

「…すげっ、締まるっ…雅紀、出すよっ」
「ん、うんっ…」
「…ん、くっ」

数秒遅れて俺も雅紀のナカに愛を注いだ……。



2人であがる息を整えていた。

すると、静寂を破って雅紀が口を開いた。

「翔ちゃん、俺の誕生日が来たらまた1ヶ月だけ翔ちゃんと同い年だね」

「俺もこの時期になると毎年思ってるよ」

「1ヶ月だけってなんか特別って感じがして嬉しい。上手く言えないけど」

「うん、わかる。

雅紀、これからも一緒にいてくれる?」

「もちろん。翔ちゃん、大好きだよ。

ずっと一緒にいようね」

屈託のない笑顔でそう言ってくれた雅紀をギュッと抱きしめた。

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