
5色の星☆アソート
第41章 インロックと合鍵と俺 SN2 翔
えーと・・・
今のニノの態度から察するに
俺 ヤバい事はしてない・・・よな?
よかったよかった
安心して 大きく伸びをしながらカーテンを開けたけど
明るくなった部屋の中
ベッドサイドのゴミ箱に ふと目をやれば
丸められたティッシュの山
そして破られたパッケージ
アニメだったら両方の目玉が飛び出し
顎ががーんと外れてる場面だろう
それぐらい驚いて
膝から崩れ落ちるようにゴミ箱の横に正座した
「・・・・・・ヤッちゃってるじゃん・・・」
誰もいない静かな寝室の中
囁くように発した声は 絶望的な響きを持って
部屋の隅々にまで染み渡った気がした
