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ねぇもう嫌・・・

第13章 治療



はぁっはぁっ…はぁ…


教室に戻った時には昼休みが始まってから20分程経っていた。


遅いよー!と2人揃って私に言う。


「ごめ〜ん!ちょっと先輩に絡まれちゃって。」


静かに生まれる罪悪感。



それを紛らわすように素早くお弁当をリュックから取り出した。


友達はそっかそっかと頷いてくれた。


災難だったねーって友達の言葉がこだまする。


2人が仲良く話してくれるお陰で、私はお弁当を集中して食べることが出来た。

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