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今日も明日も 2nd season

第10章 僕は君を愛しすぎてる


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結局は、こうなるんだ

俺がする、って意気込んだって
相葉さんの巧みな指や舌に翻弄されてしまって

気付けば主導権はいつも相葉さんに移ってしまう


相葉さんが中に入ってしまえば、快楽を覚えた俺の身体は蕩けてしまって

意味のなさない、悲鳴にも似た声しか出せなくなる


身体の奥に相葉さんを感じる度に、支配したいと思った気持ちは支配されたい気持ちへと変わって
いって


愛したい、から愛されたいに変化していく



足を割り開かれ、全てを相葉さんの前に晒け出す事に抵抗がない訳じゃない


だけど、それでも
相葉さんを受け入れたいって思う俺は


きっともう、身体も心も
相葉さんのものになってるんだと実感する



「あいばさ、は…俺の、ものだよ、ね?」

切羽詰まった吐息の合間
途切れ途切れに相葉さんに問いかけた


「にのは、俺のもの…っ、でしょ?」

相葉さんが、荒い息を抑えて笑う



後にも先にも、お互いしかいらない

魂で惹かれ合うって、こういう事なのかも知れないね


愛したい相葉さんと
愛されたい俺

支配したい相葉さんと
支配されたい俺


ー…ほら、こんなにぴったりじゃんね




End


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