
今日も明日も 2nd season
第7章 離せない、離さない
頭の中はもう真っ白で、与えられる快感だけが全てになった
何度もイッたどの吐精よりも、感じた事のないぞくぞくが襲う
それまでとは違う、呑み込まれそうな快感に怖くなる
「なに…っ、やだ…、怖い…っ、あ、あ…」
「にの、ヤバい…っ」
相葉さんがギュッと歯を食い縛った
この恐ろしく強い快感は、相葉さんにも伝わってるみたいで
「ね…、も…っ、ダメ…!あいばさ、ああ!」
「俺も…、無理」
グッと俺の腰を掴んだ相葉さんが、中で暴れだした
「あ、あ…っ、ああああっ」
「にの……っ!」
相葉さんの熱を中で受け止めた直後、俺の自身も相葉さんの指で解放を促され
一番の強い快感と、それまでの吐精も重なり
……俺はそのまま意識を手放した
鈍い痛みに目を覚ませば、目の前には相葉さんの寝顔があった
しっかりと抱き締められている身体に怠さはあるものの不快感は全くない
あれだけ汚れた筈のお互いの身体はやけにさっぱりとしていて
そこで漸く相葉さんが後始末をしてくれた事に気が付いた
「ふふ…」
優しさが嬉しい
抱き締めてくれる腕が愛しい
