
今日も明日も 2nd season
第7章 離せない、離さない
自分の蜜と、相葉さんの唾液、そして潤滑油のおかげで違和感はあるものの痛みは感じなかった
そこに相葉さんの自身が宛てられた時には、やっと相葉さんとひとつになれる
その喜びの気持ちが大きくなった
何だろう
初めてなのに、恐怖はない
男に挿入られるなんて、屈辱的とも言える筈の行為なのに嫌だと思わない
それもこれも、やっぱり “好き“ って感情が全てを上回ってるんだと思えば納得がいく
ああ、こんなに俺って相葉さんが好きだったんだ
そして相葉さんからも、俺に対する好きが伝わるから
セックスがこんなに大切に思えたのも、これが初めてかもしれない
ただ欲を出すだけじゃなくて
快楽だけじゃなくて
身体と心がひとつに溶け合っていく事が、こんなに幸せな気持ちになるんだと泣きたくなった
「んあ、あ、ああっ、あ、……っ!」
俺の中で相葉さんが動く
気付いたら、苦しみは消えて味わった事のない快感が全身を支配している
相葉さんのお腹で擦れる自身が、痛い位に貼り詰めて、先走りのせいでいやらしい音を立てた
「ひあ…っ!」
擦れるだけでも強い快感なのに、更に相葉さんにそこを握られる
中と外、両方からの刺激に何も考えられなくなった
