
今日も明日も 2nd season
第7章 離せない、離さない
気が付けば下も全て脱がされていて、相葉さんも同じように生まれたままの姿を晒していた
今まで何度も見てきた身体なのに、何故か今日はやたら格好良く見えるから不思議だ
俺も触れたい
この肌を味わいたい
態勢を入れ換え、相葉さんをシーツに押し付けて
その鎖骨に唇を這わせた
「…っ」
相葉さんが小さく息を飲む
気持ち良くなって欲しい、…その一心で肌をなぞる
なのに
「…気持ち、良くない?」
相葉さんの呼吸は殆ど乱れない
それどころか自分の方が乱れている
「気持ちいいよ」
「だって……」
“でもね“ と相葉さんが腹筋に力を入れ、再び俺をシーツに縫い止めた
「俺がにのにいっぱい触りたい。愛したい」
熱の籠った瞳で囁かれる
「…お任せ、します……って言えばいい?」
恥ずかしいのと、嬉しいのとで顔が熱い
「お任せ、されてください」
ニカッと笑う相葉さんの顔も赤くなっていたのを見たら、このまま任せてしまおうと思えるから単純だ
次の時は俺が任されたい、なんて考えながら
相葉さんに了承の意を込めたキスを送った
