
今日も明日も 2nd season
第43章 Out!!
だからこそ、言葉にされると酷い羞恥に襲われるのに
相葉さんだってそれを分かって言ってるからタチが悪い
執拗な胸の愛撫に嫌でも下半身が疼く
無意識に太腿を擦り合わせて耐える俺に、相葉さんが小さく笑った
「胸だけなのに、勃ったんだ」
「……っ」
ー…誰のせいだ!
恥ずかしさと快感で滲む視界で、何とか相葉さんを捉えて睨み付ける
視線が合った途端、まるで揶揄うように乳首を強く捻られた
「やらしいね、こんなに人がいるのに」
相葉さんがクスクス笑って目尻にたまった涙を舐める
その唇が頬、鼻へと移動して触れるだけのキスを仕掛けてくる
そして顎に唇が触れた後
「ふふ、待ってるの?」
そう言って囁かれるまで
自分がシャツを口から離し
…薄く唇を開いてキスを強請っていた事に気付かなかった
嫌だ、止めて欲しいと思ってるくせに
声を抑えなきゃ、と必死だったくせに
相葉さんの指に慣れて、焦らされてると認識した身体はそんな俺の意思に反した動きを見せてしまう
「可愛いね、にの」
嬉しそうに口角を上げた相葉さんが、ちゅ、と唇にも触れるだけのキスをした
だけどもう、火の点いた身体ではそれでは物足りない
