
今日も明日も 2nd season
第41章 このままもっと
「…すいませんでした」
今、にのの正座させられてるのは、…俺
予想通り、朝になって目が覚めたにのはこれ以上ないくらいに不機嫌オーラを醸し出していた
理由はもちろん
ちょこっと悪戯して起こすつもりが、がっつりと
…しかもにのの気を失わせる程濃厚なセックスに持ち込んでしまったからだ
「…やりすぎ。限度ってもんはアナタにはないわけ?」
「でもお前だって、悦ん…、うぷっ!」
いきなり顔面に衝撃を感じ、だけど痛くはないそれに当たったものを確かめた
「蹴りでも飛んで来たかと思った」
「…動けるか!バカっ!」
目の前に落ちた枕を持ち上げて、睨むにのを見上げる
顔を赤くして睨むにのは、はっきり言って怖くはない
むしろ可愛い
怖いのは、怒った勢いで飛び出すにのからの通達だけ
だから今は、これ以上にのを刺激したらいけない
さっき思わず言い掛けたけど、枕ぶつけてくれて助かったかも
枕を持ったまま、ゆっくりと立ち上がる
そして、にのの横に腰掛けた
