
今日も明日も 2nd season
第41章 このままもっと
にのの手がゆっくりと持ち上がり、俺の頭に触れる
抱き込むように腕を回し、舌を更に深く招き入れたにのは、もうキスに夢中だった
もっと、と言わんばかりに俺の髪を掴んで引き寄せる
自分から舌を差し出して絡み付くそれに、仕掛けた自分が捕らわれそうになった
「はぁ…っ、ん…っ」
それに負けまいと、差し出された舌を強く吸いあげる
吸いあげては絡め、絡めては吸いあげて
呼吸すらままならなくなる頃には、溢れたお互いの唾液がにのの顎を伝い落ちていった
「ふぁ…、はぁ…っ」
唇を離すと、にのがぐったりと俺の胸に寄り掛かる
後ろから抱き締めると、そうして全身を預けてくれるから好きなんだ
「にの…」
再び胸に指を這わせる
「また…、そこ…っ」
「…好きだろ?」
すっかり赤く尖った先端を指で押せば、ビクリと肩が揺れた
髪を掴んでた手も、力尽きたようにだらんと下に落ちていく
拭う事も、舐めとる事もできない唾液がキラキラと光って見えた
