
今日も明日も 2nd season
第41章 このままもっと
にのの手からコントローラーを取り上げて、テレビの電源をオフにする
無防備に寝てるにのは、ちょっと肩を押したらそのまま床に倒れそうだ
いつものように、組み敷くのも捨て難いけど
今日はチャンスだ
後ろから、座ってにのを抱き締める事が出来る
だってこの体勢、にのってば嫌がるんだもん
出来るのは、ごくたまに一緒に入るお風呂の時だけ
弛む頬をそのままに、にのの背後に回る
足を広げて、にのをそれで挟むようにして座ると
「ん…」
覚醒してないながらも、にのが無意識に俺の胸に背中を預けてきた
ふは、可愛い
髪に軽く口付けると、俺と同じ匂いが鼻を擽る
お揃いが嬉しいとか、俺も子どもみたいだけど
恋人が自分と同じって、やっぱり幸せを感じる
身体を預けて眠るにののお腹をやわやわと撫でると、むずがるように頭を振った
お腹に乗せてた手を、Tシャツの裾から忍び込ませて直に触れる
すべすべの肌に、思わず唾を飲み込んだ
