
今日も明日も 2nd season
第36章 H B M *黄×緑×ちょっとだけ黄*
N side
雅紀が泣きながら俺を抱き締めた
抱き締めるのはいいんだけどさ、雅紀分かってんのかな
上半身裸で、下だって膝までずり下がったままなんだけど…
ついでに言ってしまえば、俺まだイッてないし
ちょっとツラいんだよね
早いとこ離れないと、俺もこの先優しく出来る自信ない
雅紀の上に重なるように抱き締められて、身動き取れないから
胸のとこに貼り付いてる首だけを何とか起こす
そして、まだ鼻を啜っている雅紀の顔を見上げた
「ねぇ、雅紀…?」
「うん…?」
「プレゼント、まだ用意してないんだ。だからさ…
今、俺に出来る事言って?
……プレゼント代わりに」
雅紀の望むように、抱いてあげたい
…そのつもりで聞いた筈だった
「いいの?」
雅紀の目がキランと輝く
「うん、雅紀の望むように抱い…」
「俺、にのを抱きたい!!」
「は?」
俺を上に乗せたまま、勢い良く体を起こした雅紀に足を抱えられ、向き合う形で座らせられる
何してんの
何でそんなに無駄な力残ってんだよ
…ってか、この格好かなり恥ずかしいんだけど?!
