
今日も明日も 2nd season
第32章 コイゴゴロ *紫×黄*
「怖い…っ潤く…!ああっ」
「怖くない、気持ちいいんだろ?」
「分かんな…、やぁ…っ」
「ココは素直に感じてるのに?」
内壁を動かす指はそのままで、先端をもう片方の指でくるくるされて
「も…、出ちゃ…っ離、し、…てっ」
「…さすがに初めてじゃ、辛いか」
俺の懇願に、潤くんが目を細めると
ごめん、と俺の目尻にキスを落とした
指を抜かれ、自身を弄んだ指も離されて
体の中の熱だけが取り残される
息が荒くなる
解放して欲しい
もう、苦しい
……やめないで…っ
「でも、ごめん…俺も、もう無理だ」
「え?」
足を大きく拡げられる
膝を胸に付くくらいに折り曲げられ、羞恥にギュッと目を閉じた
この先は…、この後どうなるのかは
いくら俺でも充分過ぎる位に分かった
「かず…」
潤くんの目が変わる
「イキ損ねた分、辛くないと思うから」
何が、と思うより先に
後ろにあてがわれるそれが、潤くん自身だと気付いたのはすぐだった
