
今日も明日も 2nd season
第32章 コイゴゴロ *紫×黄*
一度体を離し、俺をベッドに優しく横たえる
「痛かったら言えよ…?」
潤くんが俺をじっと見つめて、そんな事を言うから
「…うん」
震えるのを隠すように、目を閉じて頷いた
足を広げられ、ボトルの中身を纏わせた指が後ろにそっと這わされる
ヒヤリとした感触が襲い、その後に来た周りを解すような動きに思わず腰を捩った
「んん…っ」
オイルのせいか、1本の指が思いの外スムーズに入ってくる
入ったけど、それの圧迫感が強すぎて眉間に皺が寄ってしまう
「かず…痛い?」
潤くんが心配そうな顔をする
「いた…くない、けど、…苦、しい」
浅く吐く息に混じらないように言ってみたけど
やっぱり途切れ途切れになってしまった
「暫くしたら、慣れるから…」
「うん……」
やめようか、とは言わないのが潤くんらしい
優しいくせに強引なのはこんなとこにも現れる
「んん!…っは…、あ…」
根元まで入った指が、少しずつ中で動かされる
ぞわぞわとした変な感覚
体の奥から、何かを呼び起こすような感覚に
きつく唇を噛み締めた
