
今日も明日も 2nd season
第30章 オトナ時間
…でも、気持ち良いこと、したいんだよね?
なら、俺だけなんて不公平じゃない?
相葉さんだって、我を忘れるくらい気持ち良くなってみたらいいと思わない?
気持ち良さそうに眠る相葉さんから
起こさないようにそっと抜け出した俺は
ベッドの下に投げられたものをそっと手に取った
「恋人と、楽しむんだよね…?」
小さく、誰にともなく呟いて
相葉さんの手首に迷いなくそれを巻き付ける
両手を結ぶ鎖を持ち上げた俺は
…きっと凄く楽しそうな顔をしているだろうな
ー…今度は
相葉さんが気持ち良くなる番だからね?
覚悟、しなよ
End
