
今日も明日も 2nd season
第27章 赤色クレヨン *赤×紫*
グッと力を入れて、滑らかになった指を少し強引に押し込むと
キツさはあるものの、さっきよりは容易に俺の指が飲み込まれていく
「キツイ…」
潤の顔は相変わらず苦しそうで、目尻に溜まる涙が零れていた
「力、抜ける…?」
「分かんな…っ」
首を振って、少しでも苦痛を逃そうとする潤にキスをする
「潤、ゆっくり息を吐いて…」
潤が言われるままに、はぁー、と震える息を吐いた
「…俺の真似して?」
涙目で俺を見つめながら、必死に俺の真似をして浅く息を吐く
その必死さが愛しくなった
「上手だよ…」
そう囁いたら、潤が嬉しそうに微笑む
何度もそうしている隙に、指を2本に増やしていったけど
潤の中はスムーズにそれを受け入れていった
「…気持ちいいところ、探そうか」
中を探るように指を動かすと、潤がギュッと目を閉じる
でも最初ほどの苦痛は見られないから
おかまいなしに、指で中を擦っていった
少し引っ掛かるとこを見つけて、そこを擦った途端
「いやっ…ああっ!!」
潤が大きく背中を仰け反らせた
