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「痛い…」

ソファーにいたはずが、いつの間にかベッドに寝かされていた

…って、運ぶのは相葉さんしかいないけど


身体が怠い

腰が痛い

動きたくないし動けない



隣で当然のように腕枕をしているこいつは、やけにスッキリした顔で気持ち良さそうに眠っている


あーあ

やっぱりせっかくの休日が潰れたじゃないか



なんて悪態付くくせに、顔が緩んでしまっているのが自分でも分かる


結局さ

何だかんだ言ったって、俺もこいつに惚れちゃってるんだよ

“俺“ が言った事だから、とバカみたいにそれを忠実に守ってくれる相葉さんが好きで仕方ないんだよ


薬使うとか、たまに暴走したり

変なとこで俺以上に策士だったり

…その色んな顔から目が離せないのは俺の方




「好きだよ、バーカ」

普段言わないから、寝てる時だけは言ってあげる



「俺は愛してるけど？」


寝てると思ってた相葉さんが、目をぱっちり開けてにっこりと微笑んだ



ああ

やっぱりこいつになら翻弄されるのも、悪くない


……かも知れない




なんて思ってる自分に苦笑して

恥ずかしくなってしまった俺は



相葉さんの胸に顔を埋めて赤くなってるそれを必死に隠した



End