
今日も明日も 2nd season
第21章 that´s Can't be true !
「はぁ…っ、う、ん…、んっ」
鼻で息をしても酸素が追い付かない
先生の舌に翻弄されてしまって、呼吸の仕方も忘れてしまう
いつもそうだ
先生のキスは、甘いくせに容赦ない
そして、キスに溺れている合間に
腰に回された手は背中を撫でて、いつの間にか前に回って制服のボタンを外していった
乾いた冷たい指が、直に素肌に触れる
ツーっと背筋をなぞられて、ビクリと身体が震えた
「ん…っ!」
「ホント、敏感」
クスクス笑う先生が憎らしい
だけど逆らえない
だってもっと、触って欲しい
先生も、俺に溺れてしまえばいい
「そこが、好き、なくせに…っ」
「生意気」
笑みを深くした先生が、首筋に軽く歯を立てた
弱いとこなんて知り尽くされてるから、こうされたら俺は何も言えなくなる
噛まれたとこを今度は強く吸い上げられて
「あん…っ」
俺の口からは、普段とは違う高い声が勝手に出てしまっていた
