無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

翔ちゃんが、ふは、と吹き出した

「なによ…」

「誰が泊まるか。あんあん聞かされたら堪ったもんじゃねーよ」

「人がいて、するわけないでしょ」

「雅紀ならやりかねない」

「……」


否定出来ない自分が悲しい
盛りがつくと暴走するのは、俺が良く知ってる


「ま、遊びには行くよ。マジでつまんねーから」

「大野さんには釣った魚持って来て貰おっか」

「ああ、それいいな」

「潤くんは？誘うでしょ？」

「あいつは酒担当で」


仲直り？の話から、いつの間にか違う話に変わるのはいつもの事


もちろん相葉さんとの甘い時間が一番だけど
こうして皆で過ごす時間も大切



どちらにしろ、隣に相葉さんがいるのが必須だけど


相葉さんは俺のもので
俺は相葉さんのもので

隣にいるのも
一緒に笑うのも、一緒に泣くのも


きっとずっと、……変わらないんだろうな



「また雅紀の事考えてたろ」

翔ちゃんが面白そうに片眉を上げた




「もちろん」
否定せずに、ニヤリと笑う




ー…いつだって、考えてる

そんなの当たり前、でしょ



End