
今日も明日も 2nd season
第15章 Candy Time 2
痛みにも似た快美感が駆け抜ける
それまでの刺激で兆しを見せていた自身は、今のひと噛みが引き金になって、完全に存在を主張した
下着を押し上げるから、布に擦れて更に快感を引き寄せる
敏感になった身体は、どんな小さな感触も俺を翻弄する
しつこい位の胸への愛撫が、それを呼び覚ましたんだ
…貪欲に快楽を求めるはしたない自分を
俺の過敏な反応に目を細めた相葉さんが、わざとそこを避けて手のひらを滑らせる
下衣を脱がす事もしないで、勃ちあがるそれに気付かないフリまでして
だから
キツくて苦しくて
自分で下着に手を掛けたら
「まだダメ」
意地悪く笑った相葉さんが俺の両手を頭上に引っ張り
片手でそれを拘束させた
暴れれば手はほどけるとは思う
だけど散々弄られた身体には、抗う力が残ってない
「いじわる…っ」
「脱がすのは、俺でしょ?」
「だったら……」
そう言うなら、早く脱がせばいいのに
布の刺激を受けるそこは、待ちきれない先走りで濡れてしまって不快なのに
