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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第5章 素顔の君

『ごめんねケイゴ』





『え…?』








『解散した方が良かったかな…って』








オレが疲れてるとでも

誤解したカンナが

少し寂しそうに話をやめた









『ちがうって・・・』






カンナに悪いことをした・・・と

瞬間的に罪悪感が湧く







『ぉ…男の子って・・・その

なにするのが好きなのかな?

やっぱりゲームとか?』







『???』






『ぁ、でも…うちゲームはないしなぁ』








らしくもない、と言うか

なんだかモジモジして

困った顔をするカンナ






『ぷっ・・・』






笑えてきた








『~~~・・・』







『べつに・・・何もしなくたっていいよ』








その空間が

心地良いと


何かをしようとなくてしなくても

自然と・・・会話してたり


ただそこにいるだけで

楽しいって感じるからさ









『ほら…なんだっけカンナ?

さっきの話の続き・・・』






『ぇ・・・あ、うん…っ』





カンナはホッとしたように

ニコリと笑って

頬を赤くして話し始めた








まぁ…とは言えね







『ぷ・・・カンナ?』






そうそう、コイツ

オモシロイこと言ってたよな(笑)








『男は〃なにする〃のが好きって?』






『うん?』








『~~~♪』








男は・・・そりゃ、もちろん





目の前に、可愛い女子がいたら






それも、付き合ってる彼女ならさ







そりゃ、もちろん







『けけけ・・・けぇご?』







『・・・♪』











抱きしめたくもなれば





キスくらいしたくは・・・なるでしょ?


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