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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第5章 素顔の君

オレには

そんなカンナが




カンナの生き方が

眩しくてたまらなかった






マネしたくもないけどさ






自分にはマネ出来ないって

わかってるからだろうか






なんだかんだで

カンナを







本当に・・・尊敬していた










『おもしろかったね♪』




『うん・・・』








時には映画なんか

観に行っちゃってるしさ(笑)








『ね、ケイゴ?

ウチで少し休んで行こうよ』






『え?・・・あぁ』







『宿題終わってないのあたし♪』








げっ・・・









『ウソ(笑)

休みの日は、休むの♪』








『~~~でもさ、お前ん家…』









『お母さんは妹たちと出掛けてるし

お父さん今日は急な仕事って

朝出てったから誰もいないよ♪大丈夫』










『・・・』




カンナのさりげない気遣いって言うのか…



同い年のカンナに

なんか、オレのダサい面を

見抜かれたような

恥ずかしさにも似た気持ちで




黙ってうなずいて

オレはカンナの家に向かう

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