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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第1章 幼く・・・儚く

『・・・タダイマ』



オレはそこから程近い家に辿り着いた


まぁ…両親、共働きだし


夏休みの、この時間に帰ったって

誰も家にいないけどね…



・・・と?




玄関の靴を見下ろして
リビングに入る






『~~・・・~~・・・zzz』






『・・・』





先客が居やがった…


しかも、あまり有り難くない





メシ作って待っててくれんのは
ウチじゃ母親くらいだから?
(そりゃそうか??)




残念無念で帰宅した








バイトで疲れて帰った日は

エアコンのガンガン利いた
リビングのソファに

そのまま仰向けにでもなって
お菓子食ってしばらく寝るのが

オレの至福の時だってのに…






『~~・・・~~・・・zzz』





スヤスヤ・・・スーピー




可愛い寝顔?




と、思いきや



時々



グォ~~・・・ガォ~~・・・







疲労感MAX・・・


時折けたたましいイビキを立てて


オレのお気に入りポジションを陣取って


我が物顔で寝てるのは


部活帰りの・・・弟







まぁ…理由なんて特になくてもね


3つ歳のはなれた弟


いわゆる思春期ってヤツで
(まぁ…オレもか)


この頃は…特に






クっっっっっソ…ナマイキでさ


コイツ





顔合わせりゃ何か知らないが気にくわない

ケンカだ取っ組み合いだって

そんなことは日常茶飯事?

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