『露出狂☆ ～淫乱ドS王子と変態育成ゲーム～』第6章「禁じられた遊び☆そして永遠へ」　119ページ

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露出狂☆ ～淫乱ドS王子と変態育成ゲーム～

第6章禁じられた遊び☆そして永遠へ

（カメラで見てるんでしょ？私のこと・・）

葵は自分の『妄想』にとりつかれていた。

知覚・思考・感情・意欲・・

全てを現実から逃避させ己をコントロールしていた。

それがあるはずのない沖田との会話や、町中にしかけられた監視カメラという妄想を生み出し、しかも、葵はそんな妄想と現実との区別がつかなくなっていた。

しかし、

単なる妄想程度では発達期の少女にはよくあることである。

気になる相手に自分は愛されていると錯覚し、少女は妄想を膨らませるのだ。

（助けて、助けて、助けて・・）

ただ、一点・・

葵にとっての大きな間違いは、それが現実と結びついて行動に走った点である。