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光の道

第11章 4人…。



私が助けに行こうとする前に、一番近くにいた満芦めぐみが二人のガムテープをはいであげていた。

「…ッ!いって」

ガムテープを剥がしてもらった原田光は痛そうに顔を歪めていた。


『大丈夫?』

私がそう聞くと、原田光は私をじっと見つめて、うわっ!と叫んだ。

その顔は、怯えたような、恐ろしい物を見るような顔だった。


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