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「またからかってるんだろ!?」

キッと絢音を睨むと

「だって新田くん、可愛いんだもん」

そう言って、クスクスと笑いをこぼした。

可愛い!?

男に言う言葉じゃないだろ!?

やっぱりからかってるんじゃないか!!

「嬉しくない!!」

「ごめんね」

謝りながらも、クスクスと笑っていて…

ムッとしたままでいると、絢音は両手で口を覆い、笑いを隠そうとした。

どうせ絢音にとって、僕はからかい甲斐のあるおちょくり相手なんだよ。

こいつの言うことを真に受けたら駄目だ。

ため息をついて、机に向かう。