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同窓会 SN

第78章 桜8 翔



そんなふうに自分に言い訳しながら
背中から腕を廻し、ぐちゃぐちゃになった帯を解いてやる

そのまま浴衣の前を肌蹴て ゆるっと抜き襟状態になった無防備な項に唇をつけると 小さな声で囁いた。


「和也・・・腕を後ろに廻して・・・そう、左手で右の手首掴んでみて」
「ん・・?ひだり・・・?」


首をかしげながら和也がやってみせたのは 右手で左手を掴む動作だったけど この際そんなことはどうでもいい。

俺は 今解いた帯を 素早く和也の手首に何重にも巻きつけ、クロスさせて
最後に緩めのちょうちょ結びにする。


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