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同窓会 SN

第64章 新年6 和也



椅子に座ったまま
パンツやニットジャケットのポケットを叩いて探してみたけど 手応えは無い

あ、コートか。
ここに入った時、ハンガーに掛けてもらったコートのポケットの中に入れたままだ。

電車に乗る時にマナーモードにしたままだし
着信あっても気づかないよな


立ち上がって部屋の隅に行き コートのポケットを探ると 携帯に着信あり。
1件留守録になっている。

「これかな?再生してみるよ」
「俺も聞いてもいいの?」

「いいに決まってんじゃん」



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