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二人で一人

第33章 観覧車





そのとき優が俺の手を包み込むように握った


「大丈夫だよ…蓮…」


優の声が優しい……

「大丈夫……
恐くないからね…」


本当だ…

優のいったとおりだ

恐くない……


「あたしがいるから…」


心から安心する……


俺はそっと目をあけた


『優……』


「大丈夫だよ……」


優は観覧車が下につくまでずっとそうしてくれていた







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