
きっと あなたと・・・
第100章 ー話したいこと-竜之介- ー
竜之介『しおりん・・寒い??』
「え??あ・・大丈夫」
って言いながらも、しおりんの手は少し震えてて、
「あ・・」
竜之介『少しは・・あったかい??』
しおりんの冷たい手を取ると、ぎゅっと繋いだ。
「・・・あったかい・・・ふふ^^アイドルと手繋いじゃった」
竜之介『はは♪アイドルかぁ・・・小さい時は・・・いっぱい手繋いだね』
「んー・・・うん、手も背も・・・私よりすごく小さかったのに」
竜之介『・・・うん』
繋いだ手をぎゅって握ると、しおりんは軽く僕の手を握り返してくれて、
少し揺らしながら照れたように笑ってた。
そんなしおりんがすごく愛おしくて・・・よく分かんないけど涙が出そうになる。
