テキストサイズ

☆時計じかけのアンブレラ☆

第7章 Magical Song〜春風スニーカー〜

閉園時間も迫った頃、観覧車に乗った。

桜がライトアップされててキレイだった。

「すごい幻想的だね」

「…うん」

「あっという間だったね」

「ね〜。ほんと、楽しい時間はあっという間だね…」

煌めく園内を眺めていた。

頂上に差し掛かった頃…。

潤くんが俺の隣に座った。



「…かず…愛してるよ」

「潤くん…俺も…愛してる…」



そう言って、唇を重ねた。



どれくらい、こうしていただろう…。

「…ん…」

「…これ以上やると止まんなくなるから…
ウチ帰ってからね」

潤くんがニコリと笑った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ