☆時計じかけのアンブレラ☆
第10章 always
「かずっ、早く服着てっ」
「なんでぇ〜!?
もうちょっと余韻に浸りたいのに〜」
「あはははは。
…じゃなくて!今、チューヤンのものまねとか要らないからっ!
達也くん帰ってくるってっ」
「大丈夫だよぉ」
「だからその余裕はどっから来るんだよ!?」
俺はのんきなかずを尻目に後始末をした。
程なくして、達也くんが帰ってきた。
「ごめんな〜」
そのあと、他愛もない話をしていた。
「今日はわざわざありがとうな」
「こちらこそ。ゆっくりできました」
「ここ、なんか落ち着くよね」
「良かった。
また遊びに来いよ」
「はい」
「…あっ!
お前らってさぁ…」
達也くんは何か言いかけた。
「ん、何?」
「やっぱなんでもない」
「そう?じゃあまたね〜」
「ありがとうございました」
そう言って、達也くんと別れた。
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