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風俗課に配属されました

第75章 椎名理佳の事情①

「仕事は真面目にやってるのか?」
「まーね。今月から社長付の秘書やってる」

当然ながら風俗課の話はしていない。

「あぁ……社長って理佳の天敵じゃ
なかったっけ?」
「今も充分天敵だけどね」

秘書に至った経緯も言えるはずがない。

不感症になってしまったせいで
風俗課では戦力外なんて……言えない。

しかも、その不感症ですら
斗真とのキスで濡れて……

克服してしまった。

……

秘密をひとつひとつ積み上げているようで

……辛い。

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