
風俗課に配属されました
第72章 本條斗真の事情⑩
「あ、明日休ませてもらうから」
「急すぎる。用事があるなら土日に済ませ」
俺は根に持つ女々しいタイプなんだ。
休ませてなんてやるもんか。
「平日じゃないと……あれなんだよね……」
「あれってなんだ。ハッキリ言いたまえ」
はい。俺が有利。
「平日じゃないと……会えないんだよね……」
あ……無期懲役のカレシか。
「……明後日で構わないから有給休暇の申請
しておけよ」
ここでカレシに会わせなければ男が廃る。
俺の株も急降下してしまう。
そもそも理佳にとって俺は
底辺の人間だけど。
「急すぎる。用事があるなら土日に済ませ」
俺は根に持つ女々しいタイプなんだ。
休ませてなんてやるもんか。
「平日じゃないと……あれなんだよね……」
「あれってなんだ。ハッキリ言いたまえ」
はい。俺が有利。
「平日じゃないと……会えないんだよね……」
あ……無期懲役のカレシか。
「……明後日で構わないから有給休暇の申請
しておけよ」
ここでカレシに会わせなければ男が廃る。
俺の株も急降下してしまう。
そもそも理佳にとって俺は
底辺の人間だけど。
