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風俗課に配属されました

第72章 本條斗真の事情⑩

「興味あるのかよ。あの常務に」

会食を終えたタクシーの車中。

「逆に興味あったら、あんな露骨に
根掘り葉掘り聞けないわ」
「へぇ……別にどっちだっていいけど。
俺には関係ないし。へぇへぇそうでっか」

内心……かなりホッとしたりする。

「よく喋るね。会食中は無言だったくせに」
「理佳さんは、よくお喋りされて
いましたわねー。おほほほほー」
「それは常務さんの方が斗真より
全てが群を抜いて上回っていましたからー。
おほほほほー」

チッ。

「今後は接待に理佳は同伴させねー」
「あーらー。妬いてらっしゃるのー?
大人げないわねー。おほほほほー」

妬くだろ……そりゃ。

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