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風俗課に配属されました

第67章 陣内亜衣の切ない事情③

「ここのお代は僕に支払わせてください」
「私が誘ったんですからダメですよ。
あ、エレベーター来ましたね」

下降してきたエレベーターの扉が開いた。

「……南課長」

扉が開き直ぐ目の前に居るのは
南課長と……奥様。

奥様は沖縄旅行で見掛けたから
覚えている。

沖縄の病院に入院してたって聞いたけど
帰ってきてたんだ。

「陣内さん……ですよね?受付嬢の」
「はい。お疲れ様です」

南課長と奥様が降りてくると
私たちはエレベーターを見送った。

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