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風俗課に配属されました

第67章 陣内亜衣の切ない事情③

食事を終えると
私が誘ったにもかかわらず
康人さんが会計を済ませた。

「ごちそうさまでした」
「とんでもないです。こうして亜衣さんと
食事が出来ただけで有り難いです。
自宅までお送りしますね」

康人さん……いい人。

不器用だけど優しくて。

いい旦那さんになってくれそう。

だから……

「康人さんさえ良ければ……ですけど……」

予約していたホテルのカードキーを
康人さんに渡した。

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