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風俗課に配属されました

第64章 傷の舐め合い

「五十嵐さんの存在を良くも悪くも
私に印象付けたかった?」
「それそれ。だけどさ、本気で好きになると
それも違う気がしてきちゃって」
「それ……私じゃないですよね」
「若菜だったら言わんわ。てか、こっち
来いよ。大声出すの面倒」

事務所といってもお金持ちが住む
大豪邸のリビングほどの広さ。

実は私も声を張り上げて喋っていた。

「失礼しまーす」

人一人分の距離を空けて
ソファーにもたれ掛かる
五十嵐さんの隣に座った。

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