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風俗課に配属されました

第58章 五十嵐歩の恋愛事情⑥

「行かないよ。朝まで亜衣と一緒に居たい」

亜衣を置いては行けない。

「嬉しいよ……歩くん……」

涙交じりに顔を真っ赤にして
これほど好き好き光線を浴びせられたら
他の女のところなんて
行けるわけもなく……

「安心していいよ。朝まで楽しもうよ」
「明日の朝までは独り占めだねッ」

泣き笑いする亜衣。

こんな控え目なところも好感が持てる。

恥ずかしがりやで謙虚で
親友想いで思いやりがあって
……胸も大きくて

亜衣に好かれて嫌がる男は
世界中を探しても見当たらないだろう。

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